医療はまさに日進月歩です。
最新の医療器械や、医療技術が開発されていく中で、それを扱う医師も進歩しなければなりません。
私たちは、学会・研究会等へ積極的に参加、日々学ぶ事により、一人ひとりの方に合った、適切な方法で進歩する医療を提供していけるよう努めています。
私は今でもときどき子供の頃のこんな光景を思い出します。
家族で夕食を済ませそろそろ眠くなってきたころ、患者さんから往診依頼の連絡が入ります。すると父はすぐに往診バッグを持って「これがあったかいんだよ」と手際よく朝刊一紙分をお腹に巻きつけ上着を着て患者さんのお宅へ向かうのです。その頃は高い建物もなく、寒風吹きすさぶ夜の砂利道をバイクで行くときの父なりの知恵だったのでしょう。50年近くも昔のことです。まだ大きな病院も少なく、父は頻繁に往診に行っていた記憶があります。
今ではさすがに救急体制もしっかりしていて、設備の整った病院もあり、往診の際も車で行くので新聞紙は要りません。しかし患者さんのために少しでも頑張ろうとする先代の姿勢はそのまま引き継いでいきたい。
研鑽を積み最新の医療を怠りなく取り入れながら、患者さんに寄り添う思いやりの気持ちは忘れないでいよう、またその人に合わせた薬を出す院内処方など患者さんにとってよいことは時代が変わっても続けようと思うのです。
いた記憶があります。
今ではさすがに救急体制もしっかりしていて、設備の整った病院もあり、往診の際も車で行くので新聞紙は要りません。しかし患者さんのために少しでも頑張ろうとする先代の姿勢はそのまま引き継いでいきたい。
研鑽を積み最新の医療を怠りなく取り入れながら、患者さんに寄り添う思いやりの気持ちは忘れないでいよう、またその人に合わせた薬を出す院内処方など患者さんにとってよいことは時代が変わっても続けようと思うのです。
私には、4才ちがいと10才ちがいの二人の弟がおり、それぞれ医師の道を歩んでいます。たまに3人そろうと、ああでもない、こうでもないと医療談義に花を咲かせることも・・・。上の弟は、現在副院長として、私と一緒に当院で診療しています。
ある日その副院長のところに、軽い胸の痛みを訴える方が、受診されました。心電図から、心筋梗塞の疑いが持たれます。一刻も早く、設備の整った大きな病院に搬送しなければなりません。急いで救急車を手配し、搬送先病院に連絡を取り、主治医である弟は患者さんに付き添っていきました。当院では心配な病状の場合、後の診察をもう一人に任せ、必要な処置をしながら医師が救急車に同乗します。
今回たどり着いた病院で、数いる医師の中から偶然飛び出してきたのが、なんと下の弟!循環器担当医師として待機していたのでした。副院長は下の弟に申し送りを済ませ、帰ってきたそうです。
その患者さんは、まもなく元気に退院されました。よかった。兄弟での思わぬ連携プレイに、びっくりしつつほっとした一幕です。
主治医である弟は患者さんに付き添っていきました。当院では心配な病状の場合、後の診察をもう一人に任せ、必要な処置をしながら医師が救急車に同乗します。
今回たどり着いた病院で、数いる医師の中から偶然飛び出してきたのが、なんと下の弟!循環器担当医師として待機していたのでした。副院長は下の弟に申し送りを済ませ、帰ってきたそうです。
その患者さんは、まもなく元気に退院されました。よかった。兄弟での思わぬ連携プレイに、びっくりしつつほっとした一幕です。